Gemini Code Assist のエージェント モードの強力なエージェント機能で、コードの作成が一変します。VS Code と IntelliJ のすべてのユーザーが利用可能で、IDE と CLI 全体でエクスペリエンスを継続的に改善します。
Gemini Code Assist のエージェント モードは、インテリジェントでコラボレーティブなアプローチにより、複雑なマルチステップ タスクに取り組むのに役立ちます。
たとえば、ショッピング カートのモデル、ビュー、コントローラをリファクタリングして、適用された割引コードを表示したいとします。これには通常、複数のファイルを変更する必要があります。エージェント モードであれば、目指したいことを説明するだけで Gemini が詳細な計画を作成してくれます。ユーザーがコードを確認して承認すればコードが変更されるため、すべてのステップを完全に制御できます。
エージェント モードは AI の力とユーザーの専門知識を組み合わせることで効率的なワークフローを実現し、優れたコードを生成するのに役立つとともに、時間と労力を大幅に節約します。
エージェント モードは、以前は VS Code の Insiders チャンネルでリリースされていました。この間、チームはユーザー エクスペリエンスの向上に努めてきましたが、今回エージェント モードがプレビュー版となり、どなたでもご利用いただけるようになりました。
VS Code でのエージェント モードは、デベロッパーの生産性を高めるために、Gemini CLI を搭載した Code Assist のチャット エクスペリエンスを再考したものです。複数のファイル編集、完全なプロジェクト コンテキスト、組み込みツール、および統合された Human in the Loop(HiTL)を使用したエコシステム ツール(MCP を使用)との統合をサポートすることにより、Code Assist チャット内のシンプルなコマンド / 応答インタラクションの機能を拡張します。
今回のリリースにより、VS Code での Gemini Code Assist のエージェント モードに対し、いくつかの機能強化が行われました。
エージェント モードが IntelliJ の安定版で利用できるようになりました。
Gemini Code Assist チャットでエージェント モードを使用すると、すべての変更を完全に制御しながら、複雑なマルチステップ タスクと目標を完了できます。変更を加える前に、エージェントが確認のための計画を提示します。ユーザーは提示された変更の編集、さらなる変更の依頼、承認、拒否ができます。このコラボレーション アプローチは、AI の力と専門知識を組み合わせることで、より優れたコードとさらに効率的なワークフローを実現します。
また、自動承認モードを有効にしてエージェントに代わりに承認してもらうこともできます。エージェントの処理が済んだら内容を確認し、必要に応じて変更をロールバックできます。
IDE の洗練された Gemini Code Assist エクスペリエンスにより、生産性が向上します。
進行中のチャット応答を停止できるようになったため、チャットの操作をさらに詳細にコントロールできるようになりました。チャットの応答で不必要に長いものや誤ったものをすぐに中断できます。さらに、新しく導入された IntelliJ 向けの思考トークンにより、Gemini の思考プロセスが回答を引き出す前にさらに多くの洞察を得ることができます。
また、VS Code のコード補完が新たに強化されたことで、コード補完提案のパフォーマンスが向上し、コードを高速かつ効率的に作成できます。
最後になりますが、以前にプレビュー機能でリリースした機能の大半を一般提供しました。
これにより、日々のワークフローで安定性と信頼性が確保されます。
6 月下旬の Gemini CLI のリリース以来、コミュニティでは 2,800 件を超える pull リクエストが投稿され、約 3,400 件のイシューが提出され、7 万以上のスターが付けられました。Gemini CLI は、Gemini のパワーをコマンドラインに直接もたらし続けるべく急速に進化しています。先月には、セキュリティ、プライバシー、継続的な機能改善を中心とする重要なリリースとアップデートがいくつか実施されました。
Gemini CLI GitHub Actions がリリースされました。リポジトリ向けの無償かつ高性能の AI コーディング チームメイトであり、通常の重要なコーディング タスクの自律的エージェントとして機能するとともに、仕事をすぐに委任できるオンデマンドの共同編集者として機能します。現在はベータ版として広く提供されています。
新しいイシューや pull リクエストなどのイベントでトリガーされると、バックグラウンドで非同期に動作し、プロジェクトの完全なコンテキストによってタスクを自動的に処理します。コードを把握し、ユーザーが何をしたいのかを理解して実行します。
今日取り上げる 3 つの主なユースケースは次のとおりです。
Gemini CLI もアップデートされ、VS Code とさらに緊密に統合されました。開いているファイルのコンテキストが認識され、選択したテキストにアクセスできます。これにより、現在取り組んでいる内容をツールが正確に把握するため、CLI はターゲットを絞り、コンテキストに関連する提案を提供してくれます。ネイティブのエディタ内差分機能を使用すると、提案された変更を並べて表示し、編集したうえで承認できます。使用を開始するには、Gemini CLI バージョン 0.1.20 以上とワンタイム セットアップ コマンドを使用します。このアップデートは、IDE でさらに関連性が高く、柔軟な提案を直接提供することで、デベロッパーのワークフローを強化します。
Gemini CLI GitHub Actions と VS Code のさらに緊密な統合に加えて、Gemini CLI の信頼性と一貫性の向上を目的として数々の機能強化と修正をリリースしました。その他にも Gemini CLI とのインタラクションを合理化するための再利用可能なプロンプトを定義できるカスタム スラッシュ コマンドを提供しています。
皆さんが Gemini CLI のこれからを形づくる重要な役割を果たします。したがって私たちは、計画について透明性を保ち、すべてのステップで進捗状況を共有したいと考えています。このことから、Gemini CLI v1 の公開ロードマップを発表しました。
今回の変更でコーディングのエクスペリエンスや生産性が向上することを願っています。
Gemini Code Assist を無料でお試しください。最近のアップデートの詳細については、リリースノートをご覧ください。