Gemini CLI は、MCP、マークダウンベースの命令、カラーテーマ、カスタム拡張、カスタムツール、カスタム構成、Open Telemetry などの新しい標準によってデフォルトで拡張できるよう構築されています。Google はあらゆるツールチェーンと統合できる軽量のオーケストレータとして Gemini CLI を構築したため、コミュニティで活発に開発が進められ、統合や拡張の数が爆発的に増えています。実際、Gemini CLI がリリースされてから 8 週間で、コミュニティでは Gemini CLI の機能を拡張する pull リクエストが 1,000 件マージされました。Gemini CLI は、拡張機能のエコシステムの拡大と相まって、Google 独自のものを含め、数々のエンジニアリング システムで急速に欠かせない要素となり始めています。
私たちはデベロッパーが愛用するツールとの連携を常に検討しており、Zed に注目したのも自然の成り行きでした。高性能のオープンソース コードエディタである Zed はすでに Gemini CLI チームの中で人気のある選択肢だったので、Zed の制作元に連絡して密接な連携ができないか話し合ったのです。その結果、本日より Gemini CLI と Zed が連携し、Gemini のモデルは Zed の Rust ベース環境に直接組み込まれることになりました。今後デベロッパーはエディタ本体を操作するのと変わらない速さでレスポンシブな AI 支援を受けられます。
ターミナルと IDE という 2 つの必須ツールが連携したことで、デベロッパーはすばやく正確に一般的な課題に取り組めます。たとえば、次のようなことができるでしょう。
もちろん、今回の連携は単なる機能にとどまりません。AI エージェントとのコラボレーションも強化されています。この新しいワークフローで、デベロッパーは常に主導権を握ることができます。特筆すべき点は以下のとおりです。
このコラボレーションを発表できることを大変嬉しく思います。同じ内容を Zed ブログでもお読みいただけます。
Gemini CLI と Zed は簡単に使い始めることができます。今後の皆さんの開発を楽しみにしています。これまで何度もお伝えしているように、Gemini CLI はオープンソースです。GitHub に参加して、ヘルプを求めたり、ソースコードを調べたり、問題を提起したり、コードを投稿したりすることで、すべての人にとってより良いものになるようプロジェクトを発展させることができます。
それでは、コーディングをお楽しみください。