デベロッパーが Google ツールと Bard の活用事例を語る

Developer Journey は、世界各地の多様なデベロッパーを取り上げる月次シリーズであり、エキスパートになる過程で経験した課題、機会、成功について語ってもらいます。毎月、世界中のデベロッパーにスポットライトを当て、デベロッパーが活用している Google ツールや構築しているプロダクトを紹介します。

今月は、Google Developer Expert の何人かにそのプロセスの詳細についてお話を伺いました。

Eslam Medhat Fathy

ギザ（エジプト）

Firebase、Google デベロッパー エキスパート

Google for Startups アクセラレータ プログラム、技術およびデザイン メンター

Google デベロッパー グループ主催者

Sarmad、シニア Flutter デベロッパー

Twitter

LinkedIn

YouTube

どのような Google ツールを使用して開発しましたか？

Firebase、Flutter、Android、Kotlin、Dart、アシスタント、そしてもちろん Bard など、多くのツールを使ってきました。

どのツールがお気に入りですか？また、その理由もお聞かせください。

セットアップが簡単で使いやすい Firebase がお気に入りです。Firebase には、サーバーレス アーキテクチャ、使いやすいサービス、リアルタイム同期、クロス プラットフォームのサポートなどの機能があります。こうしたメリットは、堅牢で拡張可能なアプリケーションを迅速かつ容易に構築するために役立ちます。

これまでに Google ツールを使用して開発したものについて教えてください。

Kotlin、Flutter、Dart を使って Android ネイティブで作成したアプリをストアに 10 個以上公開しています。たとえば、Rehlatech や AzkarApp です。

Google Bard を使って何を作りたいですか？

生成、デバッグ、説明、コードの学習などに毎日 Bard を使用しています。

デベロッパーとしての道を歩み始める人に、どのようなアドバイスをしますか？

デベロッパーとしての道を歩み始める人たちには、次のようなアドバイスをしています。

• 基本から始める: プログラミングの基礎をしっかり身につけることが重要です。構文、データ型、制御構造、関数など、プログラミング言語の基本を学んでください。
• コーディングを練習する: 「習うより慣れよ」といいます。コーディングは練習すればするほど上達します。まずは小規模なプロジェクトから始め、徐々にプロジェクトを複雑なものにしていくとよいでしょう。
• 他者から学ぶ: オンライン コミュニティ、イベント、フォーラムに参加しましょう。他の人から学ぶことで、自身のスキルを向上させることができます。
• ドキュメントを読む: ドキュメントは有用です。使用しているプログラミング言語やツールのドキュメントを読んで、適切な使用方法や問題の解決方法の理解に役立ててください。
• あきらめない: コーディングを学ぶには時間と忍耐が必要です。すぐに理解できなかったとしても落胆しないでください。繰り返し練習し、疑問を持ち続けることが大切です。
• プロジェクトを構築する: プロジェクトを構築することは、新しいスキルを学び、学んだことを応用するのに最適な方法です。小規模に始め、だんだんと複雑なものに挑戦していきます。
• 常に最新の情報を入手する: テクノロジーは日々進化しています。プログラミングにおける最新のトレンドや情報に敏感であってください。カンファレンスに参加したり、ブログを読んだり、ソーシャル メディアで専門家をフォローしたりできます。
• 楽しむ: コーディングは楽しくなければなりません。真剣になりすぎずに、発見と創造のプロセスを楽しんでください。

Carmen Ansio

どのような Google ツールを使用して開発しましたか？

Angular、Dart、Firebase など、さまざまな Google ツールを使用してプロジェクトを構築してきました。

どのツールがお気に入りですか？また、その理由もお聞かせください。

私のお気に入りのツールは、Chrome DevTools です。その汎用性の高いデバッグツールのスイートと、優れたネットワーク パネルは、ウェブ パフォーマンスの最適化によく使用しています。DevTools はブラウザで直接コードをテストしてデバッグできるため、日々の開発プロセスに不可欠です。

Google Bard を使って何を作りたいですか？

Google Bard では、動的なデザイン プロトタイプを作成するための Figma プラグインを開発する予定です。このプラグインでは、Google Bard の自然言語処理と自然言語理解の機能を活用して、デザイナーが説明文をビジュアル デザインの要素にすばやく変換できるようにします。これにより、デザイン プロセスが大幅に合理化され、アイディエーションと視覚的な表現の間のギャップが埋まるだけでなく、デザイナー以外の人もデザイン プロセスに効果的に貢献できるようになります。

デベロッパーとしての道を歩み始める人に、どのようなアドバイスをしますか？

常に好奇心を持ち続け、学ぶことをやめないこと。デベロッパーとしての道を歩み始める人たちへ、私はそうアドバイスしたいと思います。テクノロジーの進化は速く、順応性を備えることが重要です。また、優れた UI / UX デザインの重要性を過小評価してはなりません。これは、ただコードを記述することではなく、優れたユーザー エクスペリエンスを創出することを目指してください。

Stéphanie Walter

どのような Google ツールを使用して開発しましたか？

私が主に使用しているツールは、Chrome の検査ツールと Lighthouse です。Material UI を頻繁に使用するので、Figma 向けの M3 デザインキットで時間を大幅に節約することができています。

どのツールがお気に入りですか？また、その理由もお聞かせください。

効率を重視する必要がある業務なので、Lighthouse は間違いなく私のお気に入りの一つです。クイック レポートを取得する機能が非常に便利で、このレポートでアクセシビリティに関する主な問題などを確認できます。もちろん、アクセシビリティに関するすべての問題が表示されるわけではありませんが、ウェブサイトの改善のスタート地点として有効です。

過去に Google ツールを使用して構築したものについてお聞かせください。

私のブログのようなウェブサイトを構築する際、Lighthouse と Chrome の検査ツールはどちらも大きな助けとなっています。一部のページにはパフォーマンス面でまだ改善の余地がありますが、取り組みは順調に進んでいます。

Google Bard を使って何を作りたいですか？

実は、私の国では最近利用可能になったばかりなので、まだ十分に試すことができていません。今のところ、私は AI チャットボットを気の利くアシスタントとして使用しています。私は母国語が英語ではないので、このようなツールに翻訳を手伝ってもらったり、文法を改善してもらったりするのは非常に助かります。自分の記事、会議のスライド、トレーニング資料の加筆修正など、知識の共有の面にも Bard は活用できそうです。

デベロッパーとしての道を歩み始める人に、どのようなアドバイスをしますか？

情熱を注いでいるプロジェクトや、役立ちそうなもの、あったらいいなと思うものから始めましょう。完璧である必要はありません。稼げるものである必要もありません。そして、最後までやり遂げる必要もありません。完成物を仲間に見せてフィードバックを得ることができれば、それはすばらしいことですが、未完成のプロジェクトを共有することもできるのです。大事なのは、好きなことに取り組みながら学び続けることです。しかし、パソコンから離れることも忘れないでください。開発を人生のすべてにすべきではありません。さもなければ、あっという間に燃え尽きてしまうでしょう。