Google Pay ボタンがあれば、顧客は Google Pay を使ってスピーディーかつ使い慣れた方法で購入手続きができます。この記事では、Google Pay ボタンの更新内容をご紹介します。今回の更新では、このボタンを購入手続きのデザインに合わせてもっと利用しやすい、カスタマイズしやすいものにすると同時に、一貫したわかりやすいエクスペリエンスを提供することで、顧客の購入手続きをよりスムーズなものにします。
以前より、ビジネスにとっての一貫した購入手続きの重要性を訴えるお客様の声をいただいておりました。そして今回、最新のマテリアル 3 デザイン原則を応用し、Google Pay ボタンの外観を刷新しました。新しい Google Pay ボタンには 2 つのバージョンがあり、ダークテーマとライトテーマのアプリケーションそれぞれに映えるデザインになっています。また、低コントラストのインターフェースでも際立つよう、微細なストロークを追加しました。さらに、ボタンの形状と角の丸みを簡単に調整できる新しいカスタマイズ機能が導入され、より一貫性のある購入手続きエクスペリエンスを実現できます。
Google Pay API for Android も改良され、統合を簡素化する新しいボタンビューが導入されます。Google Pay ボタンをより使い慣れた方法で設定し、XML レイアウトに直接追加できるようになりました。プログラムでボタンを設定することもできます。このビューでは、ボタンのテーマや角の半径などのプロパティを設定できます。グラフィックや翻訳も含まれているため、手動でのダウンロードや設定は不要です。ビューをインターフェースに追加し、調整するだけです。
現在、新しいボタン API はベータ版でご利用いただけます。最新の Android 向けチュートリアルをご確認の上、ぜひ新しいボタンビューをご利用ください。
今回の更新に先立って、ウェブ用の動的な Google Pay ボタンを導入しました。このボタンを使用すると、カード ネットワークと顧客が前回使用した支払い方法の最後の 4 桁をボタン上で直接プレビューできます。このボタンの導入以降、この追加のコンテキストによって、コンバージョンの改善とトランザクション数の最大 40% 増という大きな成果が得られています。
当四半期中に、Android の新しいボタンビューを設定して、Google Pay を使った決済で前回使用したカードなどの追加情報をユーザーに表示できるようになります。また、直感的な Kotlin API を使用して UI をより迅速に構築できるよう、Google Pay ボタンを Jetpack Compose の UI 要素として提供することにも取り組んでいます。
こちらのドキュメントをご確認の上、Android の新しい Google Pay ボタンビューをご利用ください。また、GitHub のオープンソース アプリケーションのサンプルを使って、独自のボタンの統合もご確認ください。