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先週、Google の最大かつ最も高性能な AI モデルであり、AI を誰にとっても使いやすいものにする取り組みの次のステップである Gemini が発表されました。Gemini には Ultra、Pro、Nano の 3 つのサイズがあり、すでに Google プロダクトでの展開を開始しています。Gemini Nano は Pixel 8 Pro を皮切りに Android に搭載され、特別に調整されたバージョンの Gemini Pro は Bard に搭載されています。
Google はデベロッパーや企業が独自のユースケースを構築できるように Gemini Pro の提供を開始しました。また、ユーザーのフィードバックに耳を傾け、そこから学ぶことで、数週間後、数か月後にさらに微調整を加えます。
最初のバージョンの Gemini Pro が、Gemini API からアクセスできるようになりました。詳細は次のとおりです。
フルマネージドの AI プラットフォームが必要な場合は、Google AI Studio から Vertex AI に簡単に移行できます。これにより、データ制御に優れた Gemini のカスタマイズが可能になり、エンタープライズ クラスのセキュリティ、安全性、プライバシー、データ ガバナンス、コンプライアンスの確保に役立つその他の Google Cloud 機能も利用できます。
Vertex AI では同じ Gemini モデルにアクセスできるほか、次のことが可能です。
新しい Vertex AI の機能の詳細については、Google Cloud のブログをご覧ください。
現在、デベロッパーは Google AI Studio から Gemini Pro と Gemini Pro Vision に無料でアクセスできます。 1 分あたり最大 60 件のリクエストが可能なため、ほとんどのアプリ開発ニーズに対応します。Vertex AI のデベロッパーは、来年初めに一般公開されるまで、同じモデルを同じレート上限で無料で試せます。その後は、Google AI Studio と Vertex AI で、1,000 文字ごとまたは画像 1 枚ごとに課金されます。
Gemini がデベロッパーや企業の皆様にご利用いただけるようになったことを嬉しく思います。今後も微調整を進めていくなかで、お寄せいただくフィードバックは改善に活用させていただきます。詳細の確認や、Gemini を使用した構築の開始は ai.google.dev で行えます。エンタープライズ グレードのコントロール性で自社のデータに Vertex AI の堅牢な機能を使用することもできます。
来年初めには、さらなる微調整や安全性テストを行い、パートナー様からの貴重なフィードバックを収集した後、非常に複雑なタスクに対応する最大かつ最も高性能なモデルである Gemini Ultra をリリースします。また、Chrome や Firebase など、より多くのデベロッパー プラットフォームに Gemini を導入する予定です。
ぜひ Gemini を構築にお役立てください。