ソフトウェア開発をレベルアップ: Jules API が登場

2025年10月3日
Jane Fine Senior Product Manager Labs
Jenny Cong Software Engineer Labs

ワークフローを加速化してみませんか?ソフトウェア開発ライフサイクル全体の自動化、統合、イノベーションを実現する新しい方法である Jules API をご紹介します。

Jules API の構成要素

Jules API は、以下のシンプルで強力なコンセプトを中心に構築されています。

  • ソース: GitHub リポジトリなど、エージェントへの入力です。まず、Jules GitHub アプリをインストールしてください。
  • セッション: 非同期コーディング エージェントとのプロジェクトの開始と考えてください。チャット セッションのような連続的な作業のブロックであり、ここですべての処理が行われます。
  • アクティビティ: セッション内の個々のステップとイベントです。エージェントによる計画の作成から、開発者によるメッセージの送信まで、すべてのアクションはアクティビティです。

未来を築く: エージェントの作成例

Jules API を使えば、単純な自動化が可能になるだけではなく、複雑なタスクを処理するための独自の「エージェント」を作成できます。たとえば、次のような作業ができるカスタムボットを構築できます。

  • Slack からバグを修正: ユーザーが Slack チャンネルでバグを報告すると、ボットがそれを発見し、Jules API を呼び出し、Jules が作業を開始します。Jules はコードを分析して修正を作成し、テストを実行して不具合が出ていないことを確認します。この間、元の Slack スレッドで常に最新情報を入手できます。作業が完了すると、開発者に修正の確認と反映を促す PR が作成されます。
  • バックログのトリアージの自動化: バックログから小さなバグや機能リクエストをプログラムで取り出し、Jules に直接割り当てます。

30 秒で始められる Jules API のクイックスタート

それでは、ターミナルを起動し、Jules API を体験してみましょう。

  1. https://jules.google.com/settings#api にアクセスして、API キーを取得します。
Screenshot 2025-10-02 at 8.35.12 PM

2. 使用したいソース リポジトリを見つけます。まず、接続した GitHub リポジトリを確認します。

curl 'https://jules.googleapis.com/v1alpha/sources' \
    -H 'X-Goog-Api-Key: YOUR_API_KEY'
Shell

3. セッションを開始します。次に、Jules にタスクを与えてみましょう。例として、タピオカのアプリの作成を指示します。

curl 'https://jules.googleapis.com/v1alpha/sessions' \
    -X POST \
    -H "Content-Type: application/json" \
    -H 'X-Goog-Api-Key: YOUR_API_KEY' \
    -d '{
      "prompt": "Create a boba app!",
      "sourceContext": {
        "source": "sources/github/bobalover/boba",
        "githubRepoContext": {
          "startingBranch": "main"
        }
      },
      "title": "Boba App"
    }'
Shell

クイックスタートは以上です。このように、プログラミングにより Jules と簡単に連携できます。ドキュメントの全文は、こちらをご覧ください。

Jules API を今すぐ試してみましょう

繰り返しになりますが、これは Jules API の初期バージョンです。今後の展開については非常に多くの計画がありますが、皆さんがこれを使って何を開発するかを楽しみにしています。

詳細については今しばらくお待ちください。そして、Discord チャンネルに参加して、今後の Jules API 活用の方向性についてみなさまのご意見をお聞かせください。