Web GDE の Vickie Li さんは、インスタカート社でシニア セキュリティ エンジニアとして、バグ バウンティ レポートや社内で使うセキュリティ ツールの作成など、幅広いセキュリティ タスクに取り組んでいます。学生時代の夢はデベロッパーになることでしたが、コンピュータ システムとの出会いを機に、セキュリティ業界に進出する手段としてバグ バウンティを始めました。セキュリティへの興味がかき立てられた彼女は、ブログを書き始めます。ブログに熱中し、自分の取り組みや学んだことを紹介するようになるにつれ、Vickie さんはデベロッパー コミュニティや AAPI コミュニティの一員であることの楽しさを実感するようになりました。
Vickie さんはダイバーシティを、次世代のプロの技術者の育成に重要かつ不可欠なものと捉えています。プロや学生の若者たちにとって、自分と似たお手本がいることは、可能性を示す道標となるのです。「私のような若いアジア系の女性にとって、お手本となる存在は貴重です。自分と似た人たちがコミュニティで活躍しているのを見ると、技術者としてのキャリアを追及する意欲が湧いてきます」と Vickie さんは語ります。最近、Vickie さんは I/O ‘23 で開催された Women Techmakers イベントに参加しました。そこで彼女は刺激を受け、自分と多くの共通点を持つ講演者たちと知り合い、一体感を得ました。「I/O で AAPI 系の多くの女性たちと出会ったことで、技術者としてのキャリアを追及する仲間がいることを実感できました。このコミュニティの一員となったことは、私がキャリアの展望を描く上で助けとなっています」と Vickie さんは言います。
ここ数年に渡り、テクノロジー業界では、多様な文化を尊重し奨励する意識的な取り組みが増えてきたことに Vickie さんは気づいています。たとえば彼女の会社には、AAPI 系の人々をサポートする独自の仕組みがあります。アジア系の従業員が一体感を得られ尊重されるように支援する、専任の従業員グループも設けられています。こうした取り組みは、AAPI コミュニティの枠組みを超えて広がっています。「テクノロジー業界においてダイバーシティの重要性を積極的に周知することは、誰にとってもメリットになります。尊敬と柔軟な心の基盤があれば、イノベーションが推進され、より多くの人々にデベロッパーとしてのキャリアを促すきっかけとなるでしょう」と、Vickie さんは解説します。
Vickie さんは、自分と共通点があり、経験を共有できるメンターを見つけ、その人から学ぶことをデベロッパーに奨励しています。そうすれば、その分野の先駆者から学ぶことができ、個人的に尊敬できる存在が得られるからです。Vickie さんは個人的な体験談として、「私の学生時代のメンターの 1 人は、技術畑ではないアジア系の人でした。彼は私の文化的背景に理解があったので、私がキャリアで直面する多くの困難を切り抜ける手助けができたのです。また、私がどのような文化的教育を受けてきたか、それによってどのようなニュアンスが生じるかも理解してくれました」と語ってくれました。さらに、「このことは、AAPI 系であることのみならず、たとえば女性であることについても当てはまります。女性としてお手本となる存在を見つけ、指導してもらうことで、業界に潜む落とし穴を上手に回避できるのです」と述べています。
Google Developer Expert プログラムを通じて、Vickie さんは自分と同じようにキャリアを積み、Google I/O のようなイベントで自らの経験を語る人々と出会いました。Vickie さんは、共通する経験や背景を持ち、自らのキャリアで実現可能なことを体現してくれる人々と交流できるようになりました。
You can find Vickie online on her personal site.
Google Developer Experts（GDE）プログラムは、イベントでの講演やコンテンツの公開を通じてデベロッパーや企業、テック コミュニティを積極的にサポートしている経験豊富なテクノロジー エキスパート、インフルエンサー、ソートリーダーのグローバル ネットワークです。